鉢植えモモ栽培



2014/5/11

夏かんろ
2014/5/11

つきあかり


2014/5/11

ネクタリン・ハネージュ



サクラ属の果樹を栽培する場合、一番最初に知っておかなければならない事は
剪定や摘心等の果実を収穫する為の管理方法では無くプラムポックスウイルスの存在です。




樹上で完熟した桃は格別です。

桃栗3年の諺にもあるように植え付けてから
収穫出来るまでの期間は短く
上手く栽培すれば棒苗を植え付けても
翌年には収穫の出来る果樹です。

ネクタリンは果実の表皮に産毛が無い桃の一種で
特性や栽培方法は桃に準じます。

結実に誘引等のストレスは不要な
比較的栽培容易な果樹です。

樹勢強く育てる事が良い花芽を作るコツなので
樹勢を落とさないようにします。
*地植えの方が簡単


あかつき(10号鉢)




他の殆どの果樹同様に売り物の果実は見た目だけは立派ですが、味は樹上完熟果とは比較にならない程度の低グレードで
ハッキリ言ってしまえば不味くて購入する気など起きません。

サクランボ・プラム・桃はその中でも、その傾向が顕著なので、売り物の果実で品種の優劣の判断はしない方が賢明です。



もちづき(10号鉢)





日照を好みますが
春先に強い風に当たると
穿孔細菌病が発生し易くなるので
風当たりが弱く日当たり良い場所で管理します。

自家結実性の有無し・花粉の有無しなど
品種により様々です。

桃は実生苗からでも結実までの期間が短く
新種の開発が他の果樹より容易な為に
民間育種された品種の多い果樹です。

*実生が登録品種と同等の果実が生る可能性は
殆ど無いに等しく
特性も分からず・どの様な果実が生るかも不明な
実生の果樹を種から育てる価値などありません。

特に近年開発された新品種に
品質の良いものが揃っています。




栽培上注意しなければならないのは縮葉病・フクロミ病で生育中に発生してしまうと治療法がありません
冬季に石灰硫黄合剤での防除が欠かせません。

発症してしまった場合は完全に落葉してから石灰硫黄合剤や防除登録の有る農薬を使用し
冬季の間に病原菌を徹底的に死滅させておかないと毎年再発を繰り返します。


他のバラ科の果樹同様
開花〜紅葉まで楽しめます。

特に開花期にはピンクの花が枝にビッシリと咲き
見応え充分です。

生理落下が多いので
摘果は2度に分けて行います。
植え付け

休眠期に根を消毒してから
水捌けの良い倍土で植え付けます。

倍土はPh5.0前後の酸性の土を好みます。

通常、基本培養土はPh6.0〜6.5に調整されているので
酸性の資材を混ぜて酸度調整した倍土を作り
植え付けます。

ブルーベリーも育つ位の酸性土壌を好むので
くん炭等のアルカリ性の強い資材は混合しません。

植え付けをしたら
芽吹き前に必ず石灰硫黄合剤を使用します。

あかつき 8号鉢・植え付け翌年

桃は乾燥には強いが過湿には弱く
酸性土壌には強いがアルカリには弱い



桃は果樹の中で最も連作障害(忌地)を起こしやすく
桃の跡地には全ての核果類・小粒核果類の連作を避ける事とされています。

鉢植えでは倍土の使い回しをしない限り連作障害は関係有りませんが
有機質の多い肥沃な土壌では連作障害を起こし難く、砂質が多い地力の弱い土質では障害が大きくなる為、
水捌けが良く有機質を多く含む倍土が推奨されます。

*桃栽培跡地の倍土を鉢植えに使用すると生育不良になるという果樹試験場による調査結果があります。




清水白桃(10号鉢)



剪定

桃の特徴は3年枝以降になると
新梢の発生が殆ど期待出来なくなる事です。

明らかに芽の無い枝の場合は
剪定をする際は必ず1〜2年枝を残す様にしないと
その枝は葉が発生せずに枯れ込む場合があります。

幼苗(1〜2年苗)を冬季剪定で強く切り戻すと
翌々年の枯死率が高まるという研究資料があります。

幼苗以外でも
冬季の強い剪定は樹勢を弱め結実不良となります。

桃は夏季剪定の重要な果樹です。





施肥

当園では芽吹きの2週間ほど前に少量の肥料と収穫直後の礼肥
秋に元肥として年間施肥量の8割程度を与えています。

収穫が近くなってからの追肥は果実品質の低下を招くので
その時期の施肥は避けるようにします。

生長の良い強い枝に良い花芽が付く為、樹勢を弱らせない栽培管理を心がけます。
下手な根域制限や誘引などで樹勢を押さえ込みすぎると良い収穫に至りません。

但し、種子形成期に樹勢を強く保つと核割れの原因となり
収穫直前の生理落果が激しくなる為、施肥時期に注意します。

*桃のジューンドロップ(6月の生理落果)は有名ですが
それ以外でも核割れした果実は収穫直前に落果する。

地植えでも結実に苦労しない果樹なので鉢植えでの根域制限による効果よりも
土壌湿度の管理等、根域環境の管理が容易な事による果実品質のアップが鉢植えでのメリットとなります。




潅水

果樹の中でも特に過湿を嫌うので乾燥気味に育てます。

鉢土の表面が乾燥してから少量の水を与え、数回に1度だけ鉢底から流れ出るまで潅水します。

過湿を嫌いますが葉が萎れるほどの乾燥は樹体温度が60℃以上に上昇し
高温による障害が出るという調査レポートが有り、乾燥させ過ぎにも注意します。


ネクタリン・ファンタジア(9号鉢)



桃栽培の注意点は縮葉病と穿孔細菌病の防除に尽きます。
芽吹き直後の葉が柔らかい時期に強風に当てない事と芽吹き前に石灰硫黄合剤の使用が必須です。


鉢栽培でも大玉の収穫が容易で果樹栽培の難易度としては中位程度です。


果樹の中でも特に忌地傾向が強く地植えでは連作障害が起きる為、桃の跡地には桃に限らず
同様に忌地傾向のあるウメ・プラム・サクランボ等の核果類・小粒核果類全てを連作しないようにしますが
鉢植えの場合は植替え時に廃棄された土を核果類の栽培に再使用しなければ問題視する事も不要です。








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